高齢者と老後。現役ヘルパーが考えたこと。

安心して生活してく方法

安心して老後を送るためには・・・

 

経済的安定・・・

 

健康的な体・・・

 

もちろん大切なことに変わりはありません。

 

それでも私が一番だ思うもの。

 

それは「心の豊かさ」です。

 

心が豊かで安定していれば、たとえお金がなくても何とかやっていける力が生まれたり援助してくれる環境が生まれます。

 

体が不自由であっても、出来ないことを出来るようにする方法を考える力が生まれ手を貸してくれる人がいます。

 

「心を豊かにする」ではなく、そのような環境が整うことで

 

「心が豊かになる」のかもしれません。

 

もちろん「心を豊かにする」方法は人それぞれあると思います。

 

 

まずは「生きがい」をみつけてもらいたいです。

 

皆さん「生きがい」ありますか?

 

若いときはそんな事考えなくても自然に守るべきものや目標など何かしら形で表現できるものがあったと思います。

 

年を重ね、子供も育ち、仕事からも離れ、役目と呼ばれるものが徐々になくなってしまう。

 

それは新しい時代の始まりなのです。

 

自由に好きなことを楽しむ時代になったのです。

 

一生懸命家族や自分の為に苦労してきたことでしょう。

 

その分思い切り楽しんでください。

 

「生きがい」を見つけて欲しいのです。

 

なんでも良いんです。大きなものを見つけてくださいなんて言いません。

 

園芸でも良いですし動物をかわいがることでも良し。

 

散歩に出て空を見ることでも良し。

 

なにか目標や楽しみをみつけて生活してみると、同じ毎日でも変化がおきます。

 

家族を愛してください。きっと自分に返ってきます。

 

感謝の気持ちを忘れないで下さい。

 

ありがとうを伝えること忘れないで下さい。

 

そして笑顔をわすれないでください。

 

家に一人でこもらないでくださいね。

 

少し勇気を出して外に出てみましょう。近所の方に声をかけてみましょう。

 

介護保険サービスを利用してみましょう。

 

私は介護従事者です。

 

世の中にたくさんのお年寄りの方がいて、一方で楽しく生活している方。また一方で寂しい気持ちを抱えている方。
さまざまな状況があることを知っています。

 

「一期一会」

 

私はたくさんの方に出会っていきたいと思っています。

 

年を重ね、体が思うように動かなくなって生活が困難になる不安は皆さんあると思います。

 

高齢化社会。介護サービスや生活保障も必要あれば利用していきましょう。

 

安心して生活するすべは何かしらあると思います。

 

人を支えるのは人です。

 

人との繋がりを大切に健やかに生活していきましょうね。

 

私の父も病気を繰り返しそれでも病院嫌いで治療を拒否していました。

 

娘の私がいくら説得しても

 

「俺はいつ死んでもいいんだ」

 

と言っていました。お酒もタバコもやめない。

 

そんな体で仕事もうまくいかず塞ぎ込んでいました。

 

その父が今では毎日欠かさず薬をのみ、月1回定期受診に行っています。

 

体も心も元気になり、毎日忙しく仕事を続けられるようにまでなりました。

 

父を変えた存在。

 

それは、孫の誕生でした。

 

気づけば6人の孫に囲まれるようになった父。

 

「孫達の結婚式は必ず出る」

 

と以前とは考えられないほど前向きな言葉を聞いたとき本当に嬉しかったです。

 

今でも大好きなお酒とタバコを止めることはできませんが

 

だいぶ量が減ってきました。

 

人は生きがいや目標があると本当に変わります。

 

年齢など関係ありません。

 

いつまでも若々しく元気に暮らしていける気持ちを養っていきましょうね。

 


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